(株)日立デジタル平凡社は10日、美術コレクションCD-ROM『西洋美術百科』を発表した。対応OSは、Windows
95/98。発売日は11月18日。CD-ROM2枚組みで、価格は1万円。
『西洋美術百科』の製品パッケージ。CD-ROMマルチメディア事典『マイペディア』シリーズの1製品 |
これは、写真エージェントであるイタリアSCARA社とCD-ROM制作会社であるフランスEMME社が企画し、欧米11ヵ国で販売されている製品を日本語化したもの。ルーブル美術館が所蔵するレオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』やウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』など、欧米の代表的な美術館が所蔵する作品を、ロマネスクからモダン・アートまで幅広く収めている。
収録するコンテンツの数は、絵画/彫刻/工芸品/建築物の画像が約1000点、様式/時代背景/作者/作品/用語の解説が約1500点、ナレーション/BGMが約100点となっている。構成はCD-ROM2枚組みで、どちらのディスクにも同じデータを収録し、検索方法によって使い分ける仕組みだ。
ディスク1は、ナレーションやテキストによる解説や、作品のスライドショーが主体。10世紀から20世紀までのヨーロッパ美術における代表的な様式を紹介している。また、地図データとの連携もとられており、各様式とヨーロッパ諸都市の地理的な関係を確認しながら、作品を選択・表示することができる。
ディスク2は、多種の検索機能を備える。ジャンル/様式/作者名を検索条件として設定し、目的の作品を探すという“名品”検索や、作者名/美術用語の1部を入力することで解説テキストの検索を行える“作者”“用語”検索機能を持つ。