マイクロソフト(株)は10日、『Windows CE Platform Builder 2.12日本語版』の出荷を開始した。これは、Windows
CEの組み込み機器向けに用意された開発ツールとなる。
“250フル ランタイム ライセンス”を含んだ『Standard Kit』と、“1000フル
ランタイム ライセンス”を含んだ『Professional kit』という2種類のスターターキットがある。なお、価格はWindows
CEのディストリビューションを行なう各社が設定するため、個別に異なっている。
同製品は、Internet Explorer4.0およびMessage Queue(MSMQ) Servicesを内部サポートし、ネットワーク接続の機能を強化している。IDE(Integrated
Development Environment)に完全に統合されたカーネルデバッガーを備え、OSやアプリケーションのデバッガーを容易にしているという。
暗号ツールなどのセキュリティー機能も備えており、ファイルへのデジタル署名、署名なしアプリケーションのロード防止が可能となり、128ビットの暗号解読コンポーネントも備えている。
また、製品版の購入を検討しているユーザーに向けて、60日間の試用ができる『トライアルエディション』を、Windows
CEディストリビューター各社を通じて数千円程度で販売を行なう。