コンパックコンピュータ(株)は、同社のコンシューマー向けブランド“プレサリオ”の新製品として、スリムタワー型パソコン『Presario
3500』シリーズ4モデル、ノートパソコン『Presario 1900』シリーズ2モデルおよび『Presario
1200』シリーズ1モデルの、計7モデルを発表した。価格はオープンプライスで、10月下旬出荷予定。
Presario 3500シリーズ
3500シリーズは、日本市場に向けて製品開発された製品で、7月に3モデルが発表されている。今回の新モデルでは、CPUをIntel
Celeron-400/466MHzからIntel Celeron-433/466/500MHzへと高速化したほか、HDD容量も6.4/8.4GBから8.4/10GBへと大容量化している。DVD-ROM搭載モデルでは6倍速から10倍速へと高速化されている。プレインストールされるOSはWindows
98 Second Editionに変更されている。
このようにパフォーマンスは向上しているが、予想店頭価格は逆に下がっている。Intel
Celeron-433MHz、8.4GB HDD、64MBメモリー搭載の『Presario 3560』で約10万円と、同400MHz、6.4GB、64MBメモリー搭載の旧機種『Presario
3505』の約13万円前後に比べておよそ3万円も安くなっている計算だ。
3500シリーズの主な仕様を以下に示す。
製品名 | Presario 3560 | Presario 3562 |
CPU | Intel Celeron-433MHz | Intel Celeron-466MHz |
メモリー | 64MB | ← |
ビデオチップ | Intel 82810-DC100(AGP、ビデオメモリーはメインメモリーより動的に確保) | ← |
HDD | 8.4GB | ← |
CD-ROMドライブ | 最大32倍速 | ← |
インターフェースなど | K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、デジタルフラットパネル出力、PS/2×2 | ← |
ソフトウェア | インターネット接続ソフトなど
Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など |
|
価格 | オープンプライス | ← |
予想店頭価格 | 10万円を切る程度 | 12万円台半ば |
製品名 | Presario 3570 | Presario 3580 |
CPU | Intel Celeron-500MHz | ← |
メモリー | 64MB | ← |
ビデオチップ | Intel 82810-DC100(AGP、ビデオメモリーはメインメモリーより動的に確保) | ← |
HDD | 8.4GB | ← |
DVD-ROMドライブ | 最大10倍速 | ← |
インターフェースなど | K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×2、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、デジタルフラットパネル出力、PS/2×2 | ← |
ソフトウェア | インターネット接続ソフトなど Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など | |
価格 | オープンプライス | ← |
予想店頭価格 | 13万円台半ば | 15万円台半ば |
Presario 1900シリーズ
1900シリーズは、3500シリーズ同様に日本市場をターゲットに開発された、DVD-ROM内蔵のA4薄型ノートパソコン。5月に2モデルが発表された。今回の2モデルでは、CPUがモバイル
Intel Celeron-400MHz(前機種は300/333MHz)にグレードアップされているだけでなく、グラフィックチップが米NeoMagic社のMagicGraph
256AVから、カナダのATIテクノロジーズ社のMobility 3D Hardware Accelerated
Graphicsに変更されている点が大きい。
1900シリーズの主な仕様を以下に示す。
製品名 | Presario 1928 | Presario 1929 |
CPU | モバイルIntel Celeron-400MHz | ← |
メモリー | 64MB(最大192MB) | ← |
ディスプレー | 13.3インチ1024×768ドットTFT液晶(1670万色表示)
← グラフィックチップ ATI Mobility 3D Hardware Accelerated Graphics(AGP) |
← |
HDD | 6.4GB | ← |
DVD-ROMドライブ | 最大4倍速DVD-ROMドライブ | ← |
インターフェースなど | K56flex/V.90対応56kbpsモデム、USB×1、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、PS/2、PCカードスロット×2 | ← |
ソフトウェア | インターネット接続ソフトなど Office 2000 Personal、Adobe Photo Deluxe 3.0、ゼンリン電子地図帳など | |
価格 | オープンプライス | ← |
予想店頭価格 | 27万円を切る程度 | 29万円を切る程度 |
Presario 1246
1246は、ノートパソコン市場のローエンドをターゲットとした、低価格オールインワンノートパソコン。7月に発表した1245の後継機種となる製品。1245が予想販売数を上回る実績をあげたため、第2弾の投入となった。
1246ではCPUにAMD-K6-2-400MHzに変更したほか、グラフィックチップを米NeoMagic社のMagicGraph
256AVから、米Trident Trident Microsystems社の CyberBlade3Dに変更している。なお、このグラフィックチップは台湾VIA
Technology社のチップセットVIA MVP4に内蔵されているもの。3D機能が強化されたことで、3Dゲームも楽しめるとしている。
1246の主な仕様は以下のとおり。
製品名 | Presario 1246 |
CPU | AMD-K6-2-400MHz |
チップセット | VIA MVP4 |
メモリー | 32MB(最大160MB) |
グラフィックチップ | Trident CyberBlade3D(チップセットに内蔵) |
HDD | 4.3GB |
CD-ROMドライブ | 最大24倍速CD-ROMドライブ |
インターフェースなど | V.90対応56kbpsモデム、USB×1、シリアル、パラレル、外部ディスプレー出力、PS/2、PCカードスロット×1 |