NTTコミュニケーションズ(株)(NTT Com)は18日、家庭内にテレビ感覚で利用できるインターネットサービスプラットフォームを構築するArcstarネットワークサポートシリーズとして“NCTVソリューションKIT”を、企業や団体などを対象に20日から提供すると発表した。
NCTVソリューションKITは、企業などがインターネットを利用したサービスを提供するために、ユーザーの端末取得からプロバイダー契約までを含めたサービスプラットフォーム環境を構築するためのサービス。
プロバイダーは、同社が運営するインターネット接続サービス“OCN”。インターネット簡易端末には、日本オラクル(株)が提唱する“NCTV(Network
Computer TV)”を利用する。電話回線につないだ同端末をテレビに接続すれば、リモコン操作でインターネットの利用が可能になる。ソフトや個人データはネットワーク上のサーバーで管理し、必要に応じてダウンロードする。“TVカード”と呼ばれる“ISO7816”準拠のICカードは、基本データの格納のほか認証や決済などのセキュリティーにも利用可能。NTTナビスペース(株)が提供する“CCSサービス”では、同端末の動作機能や端末ソフトの自動バージョンアップ機能、電子メールを利用するためのメールゲートウェイ機能などを提供する。
同サービスを利用するには、OCN利用料金のほか、CCSサービス基本料金として10ユーザー2000円/月やオープン価格のNCTV端末費とTVカード費が必要。また、オプションサービスとしてセキュリティーマネージャーが12万円/年で用意されている。