伊藤忠テクノサイエンス(株)、カシオ計算機(株)、サイベース(株)の3社は、モバイル分野で業務提携を行なう、と発表した。携帯端末向けのデータベースを使った業務用システムを提供していく。初年度の売上は3社で50億円を目指している。
3社が提供するのは、携帯端末に搭載したモバイルマシン用のデータベースソフトを利用するシステム。スタンドアローンでのデータ検索や更新を可能にし、必要な時にはサーバーに接続して情報をやりとりする。セールスマンが携帯端末を参照しながら顧客に対して見積もりや商品説明を行なう一方、在庫確認や発注は会社のサーバーに接続して行なう、といった利用例が考えられるという。
伊藤忠テクノサイエンスはシステムインテグレーションを担当し、カシオはWindows
CE搭載のハンドヘルドPC『CASSIOPEIA』、サイベースは世界400万ライセンスの実績があるモバイル用データベースソフト『SQL
Anywhere Studio』をそれぞれ提供する。