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コンピュータ・ニュース、家庭におけるインターネット接続環境についてのアンケート結果を発表

1999年10月12日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)コンピュータ・ニュースは8日、同社市場調査部門であるBCN総研が行なったアンケート“家庭におけるインターネットの接続環境について”の結果を発表した。それによると、ISDN電話回線が本格的に普及しつつある一方で、CATV接続に対するニーズも高いことが明らかとなった。

アンケートの集計結果(有効回答数=923件)によると、現在利用しているインターネット回線は、一般電話回線が56.6%、ISDN電話回線が33.8%、CATV接続が6.3%となっている。

ここで接続回線別に“現在利用している接続回線への満足度”を見ると、一般電話回線では“満足”が22.2%に対して“不満”が38.2%と多く、“非常に不満”(11.4%)と合わせると49.6%の利用者は不満を抱いている。一方、ISDN電話回線では“満足”が39.5%に増加するが、“不満”(23.9%)と“非常に不満”(6.8%)を合わせるとやはり約3割は不満を抱いている。しかし、これがCATV接続になると“不満”(5.2%)と“非常に不満”(1.7%)の比率が1割にも満たなくなり、“満足”が56.9%、“非常に満足”が29.3%と現在ユーザーが利用している接続回線では最も満足度が高くなった。

CATV接続は常時接続が5000円前後で可能となっているうえ、通信速度も数百kbps~数Mbpsと高速であり、専用線接続以上に高速な回線を安価で利用できるというメリットが利用者の満足度を高めているようだ。

また、“現在の回線を変更したいか”の設問では、“回線変更を考えている”が72.0%にも達している。これを現在の利用回線別に見ると、一般電話回線の利用者ではISDN電話回線への移行希望者が54.8%と過半数を超えたが、ISDN電話回線利用者では、CATV接続への移行希望が45.1%に達している。専用線利用者でも50.0%がCATV接続を希望しており、CATV接続への注目度が高まっていることがわかる。現在、インターネット接続サービスを実施するCATV会社は28社('98年11月)と少ないが、今後のサービス事業者の拡大で普及率が高まるだろうとの見方だ。

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