米Red Hat社は4日(現地時間)、『Red Hat Linux 6.1(英語版)』を発表した。これには、スタンダード、デラックス、プロフェッショナルの3種類のパッケージが用意されている。
スタンダード版は、OSのCD-ROM2枚、サンマイクロシステムズ社のオフィススイート『Star
Office 5.1』のCD-ROM1枚、90日間のEメールサポート、30日間のオンライン優先アクセス権が含まれ、価格は29.95ドル(約3200円)。
デラックス版は、スタンダード版にワークステーション用アプリケーションのCD-ROM2枚、30日間の電話サポートが追加されたもの。また、Star
Office 5.1のCD-ROM1枚は『Star Office 5.1a』のCD-ROM1枚に変更され、オンライン優先アクセス権は30日から180日間に延長される。価格は79.95ドル(約8500円)。
プロフェッショナル版はビジネスユーザー向けで、デラックス版にサーバー用アプリケーションのCD-ROM3枚と30日間のApacheコンフィグレーションサポートが追加されたもの。価格は149.95ドル(約1万6000円)。なお、サポート地域は北米地域に限定される。
これらのパッケージは10月18日に発売される。また、同社のウェブサイトからもダウンロードにより購入することもできる。
インストールは、GUIベースの対話形式となり、従来よりも簡単に行なえるようになったという。また、登録ユーザーは同社のウェブサイトにおいて、ソフトウェアの更新ができる。
同製品の特徴は、ネットワークの認証や管理などのシステム管理が強化されている点。その他、LDAPやソフトウェアのRAIDもサポートしている。また、サンマイクロシステムズ社の統合スイートソフト『Star
Office 5.1/5.1a』を同梱している。Star Office 5.1/5.1aは、ワープロ、表計算、電子メール、グラフィック、ウェブパブリッシング、スケジュール管理、データベースなどのソフトから構成される。