(有)サンクルーは31日、家庭用ゲーム機プレイステーション用MP3再生アダプター『PSXAMP』を発売すると発表した。同製品は台湾のFullway
Technology社が『MP3 Enhancer』として開発。サンクルーは日本における独占販売契約を結び、国内の広告/営業/流通を担当するという。販売開始は9月中旬で、価格は9800円を予定している。
PSXAMPはドイツのMicronas社製のMP3デコーダーチップ、2MBのフラッシュメモリーを内蔵し、マイク出力、プレイステーション用AV出力端子、PC接続用のパラレルポートを搭載する。プレイステーションの外部拡張端子に接続し、ISO
9660のMODE1方式で記録されたCDR上のMP3ファイルをデコード。専用のデジタルアナログコンバーター(DAC)を通してサウンド出力を行なう。ただし、最新型プレイステーション(SCPH-9000)は拡張端子が廃止されているため、使用対象外となっている。電源はプレイステーション本体から供給される。
PSXAMPをプレイステーションの外部拡張端子に接続した状態 |
同製品はJISコード対応のID3タグをサポートし、曲名、アーティスト名、アルバム名、ジャンルなど各種の情報を日本語で表示することが可能。また、プレイリストエディターを搭載しており、自分で作成した曲順をプレイステーションのメモリカードに記録することもできる。オプションで別売の『PSXAMPアップデートアダプター』を使用することで、PCからパラレルポート経由でPSXAMP内蔵のフラッシュメモリーをアップグレードすることが可能となっている。
さらに、オプションのカード型リモートコントローラーも発売が予定されており、遠隔からの選曲、再生、停止などの操作が可能になるという。