(財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)は、“CG-ARTS・メディアコラボレーションスペース”を同協会サイトに構築する計画を発表した。これは、デジタルコンテンツの著作者情報、作品情報*などを集積・公開し、その流通を円滑にしようというもの。
*サイト内で作品の販売は行なわない予定
想定している利用者は、CGやウェブデザインなどを制作するデジタルクリエーター、デジタルコンテンツに関する何らかの研究を行なっている研究者/技術者、デジタルコンテンツの情報を必要としている一般ユーザー。単なる情報の公開に留まらず、デザイナー/研究者/企業間の企画やビジネスのコーディネートに加えて、著作権管理の仲介機能などを付加するという。
なお、今年年末に“CG-ARTS・メディアコラボレーションスペース”のサイトを暫定公開し、2000年の第2四半期には同サイトで、ビジネスマッチングや著作権管理の仲介に関するサービスを開始する予定。同協会によれば、「CG-ARTS協会自身が、同サイト内で、デジタルコンテンツの著作権の仲介処理業務を行なう可能性もある」という。
なお、第1ステップとして、本日よりクリエーター/研究者/一般ユーザーを対象に、アンケートを開始した。内容は、デジタルコンテンツの製作環境や著作権処理、デジタルコンテンツの利用状況などに関するもの。このアンケート結果は、サイト内のサービスに反映される。アンケートの募集期間は9月12日まで。