IATA(国際航空運送協会)と米IBM社は11日(現地時間)、世界各国の航空会社を連結する“e-ticketシステム”を共同開発すると発表した。
e-ticketシステムは、航空券をペーパーレス化し、搭乗カウンターで本人の確認を取るだけで、飛行機に乗ることができるというもの。利用者にとっては、予約の変更が容易になるほか、チケットを紛失する心配から開放されるというメリットがある。航空会社も、発券に要するコストを大幅に削減できるのが特徴。また、各航空会社はそれぞれ簡単なインターフェースを開発するだけで、このシステムを利用したe-チケットの作成、保管、発行が可能になる。
このシステムは米系を中心に大手航空会社で既に導入されているが、今回の共同開発により、IATA会員航空会社266社がこのシステムに参加できることになる。