7月30、31日の2日間、大阪、梅田スカイビルのステラホール会場で開催された“Motion
Web KANSAI'99”のレポートをお送りする。今回は会場写真を中心に、展示や技術セミナーの様子を紹介する。
展示会の会場風景 |
会場のステラホールでは、セミナースペースを取り囲むようにコンソーシアム参加企業のブースが並び、映像や動画作成、ストリーミングなどに関する製品やソフトウェアが展示された。特に日ごろはあまり見掛けることがない動画像関係のハイスペックなマシンやソフトが並んでいたせいか、熱心に質問をする来場者の姿が目に付いた。
高性能マシンに見入る来場者も多い |
松下電器産業(株)のブースでは、DVDシステムと並んで、8月27日から発売のノンリニア動画編集対応デジタルビデオカメラ『NV-MG3』が出展された。同商品は、アップルコンピュータ社のPower
Macintosh G3
シリーズでの動画編集をターゲットに開発されたもので、ボディーカラーもG3を意識した、グリーン&シルバーでデザインされている。必要なソフトウェア
『Edit DV unplugged(デジタルオリジン社製)』ならびにFireWireケーブルなどのアクセサリーもすべて同梱されている。
セミナー会場では『NV-MG3』の緊急デモが行なわれた |
同社ではこの商品をプロユースとビギナーユースの中間商品として位置づけている。突然の出展に、セミナー会場では緊急デモが実施され、来場者の注目を集めていた。
『NV-MG3』のデザインではG3マシンとのカラーコーディネートを意識したとは開発担当者、遊佐氏の談 |
・松下電器産業(株)P3
http://www.pcc.panasonic.co.jp/p3/
さらに、松下電器産業(株)のブースでは、この秋に出荷予定の“POP-i”端末(POPインタラクティブ
システム)も展示された。こちらの商品は、DVD-ROMまたはCD-ROMに入れた情報を液晶画面に表示。タッチパネルかボタンで操作ができるようになっている。専用端末なのでパソコンのような面倒な操作は不要。フリーズやリスタートの心配もないのが特徴だ。
“POP-i”端末は、DVD-ROMまたはCD-ROMに入れた情報を液晶画面に表示。タッチパネルかボタンで操作ができる |
端末はLANカードでネットワーク接続が可能。専用のブラウザーでアンケート端末としても利用できる。価格は20万円台を予定しているとのこと。
“POP-i”端末によるアンケート画面の様子 |
・松下電器産業(株)AVC社インタラクティブメディア事業部
http://www.M2system.com/
ステラホール4階のセミナー2の会場では、主に映像関連のハードウェアやソフトウェアシステムの製品デモが実施された。会場には、クリエーターらしき若い学生たちが詰め掛け、講師の話を熱心に聞いていた。
会場には、クリエーターらしき若い学生たちが詰め掛け、講師の話を熱心に聞いていた |
メーン会場では、デジタルハリウッドと日本SGIとの合同のセミナーも開かれた。来場者は30分間で、オリジナルミュージッククリップとストリーミングコンテンツの制作が体験できる。
デジタルハリウッドと日本SGIとの合同のセミナーも開かれ |
日本SGI社は単独のブースはないものの、各ブースにマシンを提供しており、どこもSGIマシン一色という状態だった。また、1台だけだが新しいデザインの筐体(きょうたい)も見かけることができた。
日本SGI社では単独のブースはないものの、どこもSGIマシン一色という状態だった |
・日本SGI社
http://www.sgi.co.jp/
透明のガラススクリーンに動画像を投影するFsasグラスビジョンなどの出展も会場に彩りを添えていた(今回は松下電器産業からの出展)。
透明のガラススクリーンに動画像を投影するFsasグラスビジョン |
・富士通サポート&サービス(株)[略称:Fsas(エフサス)]
http://www.fsas.co.jp/
(株)東芝はMPEG4規格を使った映像配信ソフトウェア『MobileMotion』を出展 |
・MobileMotion
http://www2.toshiba.co.jp/mmotion/