エス・エス・ジェイ(株)は、同社の企業向け統合業務パッケージ製品『SuperStream』専用の会計処理システム『SuperStream
field 分散入力』を発売した。価格は300万円から。
SuperStream field
分散入力は、仮払いや立替経費などの支払い依頼や振替伝票の入力が行なえるシステム。交通費や出張申請など、業務別に入力画面が用意されている。ワークフロー部分の開発には、日本オラクル(株)のワークフローシステム構築ツール『Oracle
Workflow Cartridge』を採用しており、数千人規模のシステムで、電子承認によるペーパーレスの事務処理が可能になるという。
エス・エス・ジェイの常務取締役である佐藤祐次氏は、発表会場の席上で「SuperStream
field
分散入力は、請求書や経費支払いが発生した部署で、伝票入力処理が行なえる分散型システム。起票やデータ入力を分散化することで、経理部門の負荷を大幅に削減できるだろう。また、ユーザー数が数千から数万単位のシステムで、すでに実績のあるOracle
Workflow Cartridgeを採用しており、大規模システムでのワークフロー構築を実現する」と語った。
エス・エス・ジェイの佐藤常務取締役 |
また、日本オラクルの常務取締役である吉田明充氏は、「分散入力を実現するには、全社的なスケーラビリティーを持ち、大規模なワークフローを構築する機能を搭載したシステムが必要。Oracle
Workflow Cartridgeは、これらの機能を兼ね備えている。ビジネスターゲットは中規模から大規模システム。われわれの業務パッケージ製品とSuperStreamが競合する部分もあるが、今回の製品のように互いに協力することで、市場全体が活性化するメリットのほうが大きいだろう」としている。
日本オラクルの吉田常務取締役 |