住友金属システム開発(株)は、米MusicMatch社が開発したMP3(MPEG1 Audio
Layer 3)MP3エンコーダー/プレーヤーソフト『MP3 JUKEBOX 4 by MusicMatch』を、9月初旬に発売する。
MP3 JUKEBOX 4 by MusicMatchは、住友金属システム開発がすでに発売しているMP3ソフトの最新バージョン。従来どおり、音楽CDなどのソースを直接MP3データに変換できる。また、MP3ファイルからWAVファイルへの変換も可能となっている。ユーザーインターフェースを従来のダイアログボックスからステレオコンポ風に変更し、プレーヤー、ライブラリー、レコーダーなどの各機能を表示することが可能となった。
ステレオコンポ風のユーザーインターフェース。カラーリングを変更することも可能 |
エンコーディングエンジンをバージョンアップし、4分30秒の音楽を約57秒でエンコードできるようになった(Pentium
II-400MHzでメモリーを32MBを搭載するWindows 98マシンで、ビットレート128kbpsの場合)。可変ビットレートに対応しており、16kbpsから320kbpsまでをサポートする。
MP3データに含まれる曲情報であるID3TAGの編集が可能で、タイトル、アーティスト、アルバム、トラックナンバー、時間など合計19の項目を編集できる。また、各曲の歌詞を入力し、再生時にスクロール表示させることも可能。
ライブラリーに登録した楽曲データを、プレーヤーのウインドウにドラッグアンドドロップすることで、再生リストを作成できる。楽曲データはアーティストごとや、アルバムごとにディレクトリー構造で保存することが可能で、データ管理も容易に行えるという。インターネット上の音楽CDデータベース(CDDB)をサポートし、CD/トラック名称を自動認識してMP3形式への変換が可能。
MP3 JUKEBOX 4 by MusicMatchはWindows 98/95に対応し、価格は7800円。2000年3月までに8万本の販売を目指すという。再生時に周波数成分を表示できるソフト『WaveSpectra』が付属する。
出荷は9月初旬を予定している。住友金属システム開発では、ダウンロード販売も計画中だという。パッケージ版の発売と同時に行なうかどうかや、価格については未定としている。