エレクトロニック・アーツ・スクウェア(株)は、イタリアのプロサッカーリーグ“セリエA”のA.C.ペルージャで活躍する中田英寿選手の肖像権の使用許諾を含むゲーム化権に関する契約を、(株)サニーサイドアップと締結したと発表した。
これにより同社は、ゲームの中で、中田選手の氏名や肖像、声など、中田選手の特徴を表わす素材の使用を許可され、ワールドワイドで独占的にマーケティング/販売する権利を取得した。契約期間は2002年までの4年間。
この契約に基づき、同社は、中田選手をパッケージのカバープレイヤーとした第1弾製品『FIFA
99
ヨーロッパリーグ・サッカー』を発表した。プレイステーション版を8月26日に、Windows
95/98版を10月1日にそれぞれ発売する。価格は、プレイステーション版が5800円、Windows
95/98版が7800円。
FIFA 99
ヨーロッパリーグ・サッカーは、米エレクトロニック・アーツ社が2006年まで保有している“FIFA”および“World
Cup”の独占使用権に基づいて制作している、登場選手およびチームがすべて実名のサッカーゲーム“FIFAシリーズ”の最新作で、'98年に発売された『FIFA
Road to World Cup 98』、『FIFA World Cup ~フランス98
総集編~』の続編となるもの。
ゲームモードは、“チャンピオンズリーグモード”、“カップウィナーズカップモード”などの実際に行なわれているトーナメントモードのほか、ナショナルチーム対クラブチームといった夢の対決が楽しめる“スーパートーナメントモード”、ユーザーが独自のカップ戦/リーグ戦を作り上げることが可能な“トーナメントエディットモード”が用意されている。
サッカーチームは、イタリアやイギリス、ドイツ、フランス、スペイン、オランダ、ポルトガルの各国一部リーグ、クロアチアやブラジルのクラブチームなど約180のクラブチーム、およびフランスW杯に出場した全32チームなど46のナショナルチームのデータを収録しており、中田選手をはじめ、ほぼすべての選手が実名で登場する。
また、同社は、“企業スポンサー”ならぬ“企業サポーター”として、2002年のワールドカップに向けて、サッカー振興に貢献する活動を行なう“プロジェクトN”を開始すると発表した。
“プロジェクトN”ホームページ |
同社代表取締役社長の山本民生氏は、「中田選手とは2002年のワールドカップ開催年までの4年間。当社は期間内に、次世代プレイステーションや任天堂のDolphinなどを含む家庭用ゲーム機用のさまざまなソフトに中田選手を登場させる予定だ。世界に通用する日本を代表する選手と言えば、中田選手しかいないだろう」としている。
続いて、現在イタリアで合宿中の中田選手からビデオメッセージで「合宿中のため、そちらに伺えなくてすみません」とコメントが届いた。「いろいろなチームで自由にプレイできるところが楽しいと思います。自分が登場しているのに負けるのはくやしいので、さっそくゲームを手に入れて練習したいですね。次はゲームの中で会いましょう」と終始にこやかに語り、発表会場に集まったサポーターたちから歓声が沸き起こった。
発表会場のスクリーンに映し出された中田選手のビデオメッセージ |
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