富士通(株)は23日、セキュリティー機能付きのMOドライブを開発したと発表した。これは、MOディスク上に保存したデータの流出や悪用を防ぐことができるというもの。
このMOドライブでは、ディスクごとに書き込み/読み込みを許可するパスワードを設定することが可能。パスワードを忘れたときのために非常用パスワードも設定できる。ただし、非常用パスワードでは読み込みしか行なえない。また、特定のMOドライブのみでアクセス可能にし、そのMOドライブ以外ではアクセスできないように設定することもできる。そのほか、MOディスク全体を書き込み禁止にしたり、MOディスク1枚ごとに固有の番号をつけたりすることが可能となっている。
これらの機能は、1.3GBのMOディスク(GIGAMO)に対してのみ有効となる。設定されたMOディスクは、セキュリティー機能を持たない装置では使うことができない。このMOドライブは、128MB/230MB/540MB/640MB/13.GBのMOディスクを普通にアクセスすることも可能。