日本テキサス・インスツルメンツ(株)は21日、米テキサス・インスツルメンツ社が20日(現地時間)に発表した'99年第2四半期の決算を明らかにした。それによると、売上は対前年同期比8.2パーセント増の23億4600万ドル(約2815億万円)、純利益は同81パーセント増の3億2500万ドル(約390億円)となった。
同社の半導体事業部門における売上は前年同期比で23パーセント増、DSP(*)部門が同8パーセント増となっており、チップ部門の好調ぶりを裏付けている。
注)DSP:Digital Signal Processor。転送レートの高いデータの流れをリアルタイムで処理するために開発されたデバイス。DSPはサウンドカードでのPCM録音/再生やモデムでの変調/復調などによく利用される。CPUに比べると、DSPは処理内容は単純だが高速性を要求される場合に用いられる。