米コンパックコンピュータ社は18日(現地時間)、エッカード・ファイファー(Eckhard
Pfeiffer) 最高経営責任者(CEO)が、辞職したと発表した。同時にアール・メイソン(Earl
Mason)最高財務担当責任者(CFO)も辞職した。両者とも辞職に至った理由は公式には明らかにされておらず、後任は未定。
CEOの後任人事は近日中に決定されるとしているが、その決定までの間は、テキサス州ヒューストンの米コンパック社オフィス内に、ベンジャミン・ローゼン(Benjamin
Rosen)会長、フランク・ドイル(Frank Doyle)副会長、ロバート・エンロー(Robert
Enloe)取締役の3人からなるチーフ・エグゼクティブ・オフィス(Office
of the Chief Executive)を設け、共同でCEOを代行するという。CFOについては後任が決まるまで、ベン・ウェルス(Ben
Wells)財務・管理担当取締役が代行する。
ファイファー元CEOの今後については明らかとなっていないが、メイソン元CFOは、コンピューター関連ではない企業(企業名は明らかとなっていない)のCEOになるという。
この辞職について、コンパックコンピュータ(株)広報部に、日本への影響について尋ねたが、「ファイファー元CEOとメイソン元CFOは、当社の取締役メンバーでもあるので、いずれ取締役からはずれることになるが、それ以外の影響はない」(広報部
中嶋祐介氏談)ということだった。