インターネット関連のデザイナーとデベロッパーをターゲットにしたイベント“WEB'99”が、6月27日から7月1日までサンフランシスコのモスコーン・コンベンションセンターで開催された。今回は番外編として、このイベントのプログラムの1つとして毎晩のように開かれたさまざまなパーティーと、参加者たちの憩いの場であったオンラインラウンジを紹介する。
最後の最後までお祭り騒ぎのようなイベント
インターネット関連のデザイナーとデベロッパーをターゲットにしたイベント“WEB'99”が、6月27日から7月1日までサンフランシスコのモスコーン・コンベンションセンターで開催された。今回は番外編として、このイベントのプログラムの1つとして毎晩のように開かれたさまざまなパーティーと、参加者たちの憩いの場であったオンラインラウンジを紹介する。オンラインラウンジの正面入口。展示会場と隣あった場所にある |
オンラインラウンジのトータルインテリアコーディネートはクリスティン・リー氏という女性が担当した。ビニール製のカラフルなソファやかわいいチューリップのオブジェがアクセントになっている |
ふりかえってみると“WEB'99”はデザイナーやデベロッパーたちにとっての勉強の場だったといえる。とにかく初日の日曜日から2日連続や丸1日かけての勉強会が用意されており、その後も、ビジュアルデザイン、プログラム、バックエンドなど6つのジャンルに分けて100近い勉強会が開催された。
デイタイムにしっかり勉強したら、ナイトタイムはその延長で交流を深める。きっと、アメリカでもこうした同業者どうしが直接顔を合わせられる機会は少ないのだろう。また、これからこのジャンルに参入したいものにとって、“WEB'99”のプログラム構成は魅力的だったに違いない。そうした期待はスポンサー数の多さからもうかがえる。
“WEB'99”の最後を締めくくったのは“WEB PARTY”。やはり最後の最後までお祭り騒ぎのようなイベントであった。
アンダーグラウンドミュージックを放送している“TECHNOSTATE”のDJブース。DJプレイはラウンジ内だけでなくインターネットでも中継された |
“君も有名人になろう”と題されたコーナーでは誰でも気軽にストリーミング放送に出演できるようになっている。しかもただ出演するだけではなく、スタッフがまるで有名人のようにインタビューをしてくれたりと、演出もなかなか凝っている |
オンラインラウンジの中には端末がいくつも置かれている。マシンとしてはPCとMacの両方があり、それぞれインターネットにアクセスできるブースとゲームができるブースがあった |
女性によるオンラインアート。黒いカーテンで囲まれた部屋の中に、作者らしき女性とその友達たちのプロフィールや写真が次々と映し出されていた |
29日のキーノート終了後、専用バスに乗り込んで“WEB’99 RETRO BASH”パーティー会場へ到着。サイケ風カラーと古きよきハリウッド映画をモチーフにした2階建てのクラブ。中にはクラブのイメージに合わせてわざわざ仮装してくる参加者もいた。前日のBOFパーティーとはうってかわった雰囲気で参加者たちはおおはしゃぎだった |
参加者全員に配られたオリジナルTシャツとバッグ |
展示会場ではWEB'99のオフィシャルグッズも販売されていた |
30日の夜は、オンラインラウンジを会場にGAP主催のカクテルパーティーが開かれた。最高1000ドルのGAPカードが当たる抽選会では、日本人の男性が1等を当てた |