テレシス(株)は、建築/住宅関係業者向けの3D住宅プレゼンテーションシステム『Archi
Win-VR Ver.2.0』を発売した。
同製品は、住宅生産者側が、住宅やマンションなどのイメージを、設計段階で、施主(実際にその住宅に住む人)にプレゼンテーションするためのツール。
影(シャドウ)機能を搭載し、太陽光による影のでき具合など画面で確認できるほか、昼や夜といった時間帯や季節ごとの住宅環境をシミュレーションすることも可能。また、畳や壁紙、木といった住宅周辺のすべての部材にテクスチャーマッピングを施し、表現力を向上させたという。複数棟の配置も可能で、分譲住宅などもシミュレーション可能。敷地境界線や門扉、車なども表示できる。
『Archi Win-VR Ver.2.0』による住宅シミュレーション画面 |
そのほか、簡易プレゼンテーションツール『Archi Win-Planner Ver.2.0』の独自ファイル形式ETX(Element
txt)の読み込み/書き出しが可能。専用の3D部材を1000点収録する。Windows
98/NT4.0対応。価格は、Archi Win-VR Ver.2.0が280万円、標準部材データが40万円、オプションの手書き図面認識システム『Archi
Win-Reader』が67万円。
同社は、「前バージョンに比べ、処理速度が速くなったほか、わかりやすいユーザーインターフェースにより操作性も向上したことで、施工者と施主との対面プレゼンテーションがスムーズになる」としている。