デルコンピュータ(株)は、インテルの最新チップセット810チップセットを採用したデスクトップパソコンの新シリーズ『Dimension
L』シリーズを製品化、8日に受注を開始することを明らかにした。同シリーズは、同社のコンシューマー向けデスクトップパソコンのエントリーシリーズとして、従来の『Dimension
V』シリーズにリプレースするもの。同社では通常、発表と同時に受注、出荷を行なうが、本シリーズは生産が遅れており、出荷は8月にずれ込むという。
『Dimension L』 |
Dimension Lシリーズは、プロセッサーはCeleronシリーズのみのラインナップとなり、400MHz版、433MHz版、466MHz版を搭載する3モデルで構成される。同シリーズはマザーボードにMicroATXタイプを採用し、グラフィックスアクセラレーター(インテル製)やサウンドチップ(米Creative
Labs社製)、LANインターフェース(インテル製)をすべてオンボードで搭載する。なお、サウンド、LANについては、PCIスロット対応のサウンドカード、LANカードを選択することも可能。
筐体は、Dimension Vシリーズに比べて体積が約50パーセント小さいマイクロタワー筐体を採用している。デザインも変更されており、サイドカバーとフロントカバーがボタンを押すだけで開閉可能になっている。
本シリーズでは、CD-ROMドライブのほか、最大6倍速のDVD-ROMドライブが選択可能になっている。なお、Vシリーズで提供されていたハードウェアによるDVDデコーダは提供されず、ソフトウェアデコーダのみのサポートとなる。
スピーカーは、従来の米Harman Kardon社製『HK195』に加えて、米米Altec
Lancing社社製のサブウーファー付きスピーカー『ACS340』が選択できるようになった。
選択可能なOSはWindows 98/NT4.0(SP4)日本語版となる。Dimension Lシリーズのおもなスペックは、以下の通り。
製品名 |
Dimension Lシリーズ |
筐体タイプ |
マイクロタワー |
CPU |
Celeron-400/433/466MHz |
チップセット |
インテル810チップセット |
メモリー(最大) |
64MB SDRAM(512MB) |
HDD |
4.3/6.4/13.6GB(Ultra ATA/66対応) |
ビデオ |
インテル製3Dグラフィックスアクセラレーター(AGP:VRAM4MB)オンボード |
サウンド |
米Creative Labs社製PCIサウンドチップ オンボード/SoundBlaster LIVE!/SoundBlaster PCI 64ボイスカード |
CD-ROMドライブ |
最大40倍速ドライブ/最大6倍速DVD-ROMドライブ |
拡張スロット |
PCI×4 |
NIC |
100BASE-TX/10BASE-T自動認識ポート(オンボード)/米スリーコム社製3C905C TXM |
モデム |
米スリーコム社製V.90/K56flex対応モデムカード |
スピーカー |
米Harman Kardon社製HK195/米Altec Lansing社製ACS340 |
サイズ |
幅168×奥行き340×高さ390 |
重量 |
約9.9kg |
サポートOS |
Windows 98/NT4.0(SP3/SP4) |
価格はBTO方式を採用しているためシステムごとに異なるが、Celeron-400MHzを搭載し、メモリー64MB(SDRAM)、HDD4.3GB(Ultra ATA/66対応)、最大40倍速CD-ROMドライブを搭載し、Windows 98プレインストールという構成に、15インチTFT液晶ディスプレーが付属するモデルで、21万8800円となる。