キヤノン(株)は2日、Windows環境のネットワークプリンターに対応する印刷スケジュール管理ソフト『NetCraft
Ver1.0』を発売した。このソフトは、クライアント側のプリント出力順序の決定や、印刷ジョブのスケジュール制御機能を持つほか、プリンターの印刷状態を監視し、プリンター側に何らかのエラーが発生した場合などは他のプリンターへ印刷ジョブを転送することもできる。また、プリンターの使用記録を管理する印刷ログ収集機能を搭載している。
同ソフトは、クライアントからの印刷ジョブを受ける際にプリントデータは受け取らず、印刷要求などの小さなデータのみを受け取り、プリントデータはクライアントからプリンターに直接データを転送させるという印刷方式を採用している。これにより、ネットワークのトラフィック削減につながるという。
対応OSは、サーバー側がWindows NT 4.0、クライアント側がWindows 95/98/NT
4.0。対応プリンターはキヤノンの『レーザーショット
LPB-930EX/930/850/830』など。
価格は30ユーザー版の『同 Standard版』が58万円。キヤノン販売を通じて販売される。