日本ヒューレット・パッカード(株)は、3次元グラフィックス処理向けのUNIXワークステーション『HP
VISUALIZE ワークステーション』シリーズの3モデルを発売した。プロセッサーには同社が新しく開発した0.25μm技術を採用し、1.5MBのキャッシュを搭載する64bit
CPUのPA-8500を搭載している。また、メモリー、チップセット、I/O周辺のアーキテクチャーの改良と、64bitのOSの搭載で、従来のPA-8200搭載機に比べ処理速度で2倍の性能になったという。
発売したモデルは、PA-8500 300MHzを搭載するエントリー機の『HP
VISUALIZE ワークステーション B1000』、PA-8500 400MHzを搭載するミッドレンジ機『同
C3000』、そしてPA-8500 440MHzを2個搭載するハイエンド機『同 J5000』の3モデル。OSは『HP-UX
11.0』および『HP-UX 10.20』を搭載する。
『HP VISUALIZE ワークステーション J5000』 |
B1000は、メモリーにSDRAMを4GBまで搭載可能、PCIは6スロット装備し、HDDはUltra2
SCSI対応で最大36GBまで内蔵できる。搭載可能なグラフィックスアクセラレーターは同社の『VISUALIZE-EG/fx2
Pro/fx4 Pro』の3種類。価格は構成により異なるが、メモリー256MBに、HDDを9GB、グラフィックスアクセラレーターにfx2
Pro、21インチディスプレー、CD-ROMドライブ、FDドライブ、キーボード、HP-UXライセンスの構成で318万円。
C3000は、B1000の性能に加えてグラフィックスアクセラレーターに『VISUALIZE-fx6
Pro』を搭載できる。価格は構成により異なるが、メモリーを512MBに、HDDを9GB、グラフィックスアクセラレーターにfx4
Pro、21インチディスプレー、CD-ROMドライブ、FDドライブ、キーボード、HP-UXライセンスの構成で436万円。
J5000は、メモリーにSDRAMを4GBまで搭載可能、PCIは8スロット装備し、HDDはUltra2
SCSI対応で最大72GBまで内蔵でき、ホットプラグに対応する。搭載可能なグラフィックスアクセラレーターは同社の『VISUALIZE-EG/fx2
Pro/fx4 Pro/fx6 Pro』の4種類。価格は構成により異なるが、メモリーを512MBに、HDDを9GB、グラフィックスアクセラレーターにfx6
Pro、21インチディスプレー、CD-ROMドライブ、FDドライブ、キーボード、HP-UXライセンスの構成で757万円。
J5000の内部、本体上部の円形部分はプロセッサー、独自のファンを装備する |