1月に、米Connetix社がMacintosh用プレイステーションエミュレーター、『Connectix
Virtual Game Station』を発表。その後、プレイステーションを開発・販売する(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、販売差し止めを求める訴えを米サンフランシスコの連邦裁判所に提起した。
そのわずか2ヵ月後の3月23日(現地時間)、今度は米Bleem社がPC上で動作するソニー・プレイステーション用のエミュレーター、『bleem!』を発表した。
米ConnetixのエミュレーターがG3プロセッサーを搭載したマッキントッシュで動作するのに対し、この米BleemのエミュレーターはPentium
166MHz以上を搭載するPCで動作する。
現在、同社のウェブから『bleem!』デモ版をダウンロードすることができる。デモ版では、3Dグラフィックのサポートやサウンドエフェクト機能などを排しており、ゲームの保存(セーブ)もできないという。製品版の注文はすでにウェブ上で受付を開始しており、出荷は4月10日。推奨最小システムは、Windows
95/98、Pentium 166MHz以上、1MG以上の空きディスク、16MBのメモリー、2倍速以上のCD-ROMドライブ、15bit以上のグラフィックスカード、Windows互換サウンドカード。価格は39.95ドル(約4700円)。
また、同社のサイトにある“NEW! THE LIST!”コーナーで、同エミュレーターでの動作が確認されているゲームタイトルを閲覧できる。
加えて、このエミュレーターは、ソニー、またはソニーとの関係を持つ会社からのライセンス、許可、承認を得たものではないとBleemはコメントしている。