(株)東芝は、『TECRA 750DVD』の後継機としてモバイル
PentiumII-266MHzを搭載した『TECRA 780DVD』を発表した。価格は78万8000円、4月下旬に発売する。
チップセットは440BX、PentiumII-266MHzはミニ・カートリッジ・パッケージタイプを採用する。バスマスターIDEで接続された8.1GBのUltraATA対応HDDや、64MB(最大192MB)のメモリー、2倍速(CD-ROM使用時16倍速)のDVD-ROMドライブ、MPEG-2再生用のMPEGデコーダーチップなどを搭載している。
ディスプレーは13.3インチのTFTカラー液晶パネル(1024×768ドット/ディザリング処理による1677万色表示)を採用。66MHzでPCIバスに接続されたビデオチップ『ViRGE/MX(86C260)』は、2D/3Dアクセラレーターとしての機能のほか、デュアルディスプレー機能やビデオ出力機能、LCDの拡大表示機能などを搭載し、ZVポートを利用した画像表示にも対応する。VRAMは4MBのSGRAMを採用。
K56flex対応のFAXモデムを搭載するほか、CardBus/ZVポート対応のPCカードスロット(TypeII×2)、USB×2ポート、IrDA1.1対応の赤外線通信ポート、AC-3対応の光出力端子などを装備している。FDDやDVD-ROMドライブ、セカンドバッテリーなどが装着できる“セクレタブルベイ”は、電源を入れたまま取り外しや取り付けが行なえる“ホットスワップ”に対応。
本体サイズは幅303.6×奥行き239×厚さ54mm、重さは3.59kg(DVD-ROMドライブ装着時)。バッテリーはリチウムイオン電池を採用し、約3~3.5時間使用できる。(報道局 井上哲郎)
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