日本サン・マイクロシステムズ(株)は、ストレージ製品“StorEdge”(ストーレッジ)シリーズおよびそのハイエンドモデルのRAID装置『Sun
StorEdge A7000 Intelligent Storage Server』を発表した。
StorEdgeは、マルチプラットフォームでの情報共有、拡張性、メインフレーム・クラスのRAS(Reliability、Availability、and
Serviceability)機能などをネットワーク・コンピューティング上で実現するためのアーキテクチャー“Intelligent
StorageNetwork”に基づく製品群。StorEdge A7000のほか、すでに発表済みの『同
A5000』、『同 A3000』、既存のテープ装置やストレージ関連ソフトウェアも含むという。
StorEdge A7000に対応するOSは、IBMのMVS/VSE、AIX、サンのSolaris、HPのHP-UX、WindowsNT。220GBから2.9TBまでの拡張性があり、最大で32ホストシステムに接続できる。同一データを複数のドライブに分散して書き込むためのミラードキャッシュは最大4GB。オプションのソフトウェア“StorEdge
DataShare”を利用すれば接続されているすべてのホストシステム間でデータ共有ができる。またオプションのソフトウェア“StorEdge
Remote Dual Copy”により、2台のA7000間でデータのミラーリングが可能。今後は日本で80パーセントのシェアを持つ富士通や日立、NECのメインフレームもサポートしていきたいという。価格は9270万円から。4月に出荷を開始する。
また近日中にローエンドモデルの『Sun StorEdge A1000』を発表する。ワークグループ向けで、今までパートナーではなかったPCサーバーメーカーにも販売のチャンネルを広げていきたいとしている。(報道局 若名麻里)
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