(株)ヤマハは、防音室『アビテックス』シリーズに、屋内向けの小型防音室『アビテックス
ミニ・AUKシリーズ』を追加した。すでに受注を開始しており、出荷予定日は3月5日。同社は本日、都内のホテルに2畳タイプの『AUK(C)20F』と3畳タイプの『AUK(C)30F』を設置し、製品説明会を行なった。
同社では、楽器、オーディオ機器、コンピューターゲームなどの大音量をカットする防音室としての用途とともに、書斎やリラクゼーションルームとしての用途を見込んでいる。遮音等級はD-30(500Hzの音を30dB減衰させる性能)で、中で弾いたピアノの音が、外では人の話し声ほどに聞こえるとしている。実演でも、少々音量を上げても外部の迷惑にはならないことが証明された。
床、壁、天井はそれぞれ独自開発のパネルに分割されており、フック式の金具で簡単に組み立てられるのが特徴。大人2、3人なら約3時間で設置が可能だという。“音場パネル”と呼ばれる吸音パネルも添付されており、室内における過度の反響も防止される。音場パネルはオプションで追加することもでき、1枚1万2000円。また、換気扇や電源を標準装備する。
2畳タイプは室内サイズが幅163.6×奥行き163.6×高さ175.7cmで、価格が74万円から。3畳タイプは幅163.6×奥行き253.9×高さ175.7cmで、価格が93万円から。コストダウンを図ったという本体組立費は、2畳タイプが3万2000円、3畳タイプが4万4000円。(報道局 浅野広明)
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