(株)電算は、日本電信電話(株)が2月1日に開始する“ナンバー・ディスプレイ”サービスに対応したパソコン用システムを発売した。同システムは、電話とパソコンをつなぐアダプター(NTT製の『ナンバー・ディスプレイアダプター20』)とWindows95版のソフトがセットになっており、価格は5万円。
同システムは、かかってきた電話番号をもとに、それまでに蓄積されたデータベースを検索して、電話をかけた人の情報をパソコンのディスプレーに表示するというもの。たとえば、通信販売では、電話をかけてきた顧客の住所、氏名、過去の購入商品が表示され、また、苦情処理では、顧客が過去に購入した商品や過去のクレームの状況などが表示される。
動作環境はWindows95が作動するパソコンで、CPUはPentium-200MHz以上、メモリーは64MB以上が必要。ソフトは、ActiveXで作成されており、プラットフォームとしてVisualC++、VisualBasic、Microsoft
Accessが必要。また、“ナンバー・ディスプレイ”のサービス料として、NTTに、個人では月400円、事務用では月1200円を払う必要がある。
また、同社では、このシステムを組み込んだ通信販売専用システム『ALTUS通販』の販売も開始した。注文の電話がかかった時点で、注文者の住所、氏名、過去に買った商品を表示できるうえ、全国版の電話番号CD-ROMと組み合わせれば、注文者の電話番号がわかれば住所、氏名、電話番号をパソコンのデータベースに蓄積できる。(報道局 佐藤和彦)
問い合わせ:TEL.026-234-0151