ソニー(株)は、A4型の『バイオノート』シリーズ3機種を2月7日に発売する。『PCG-729』、『PCG-726』、『PCG-723』の3機種で、それぞれ266MHz版、200MHz版、166MHz版の省電力タイプのMMX
Pentiumプロセッサーを搭載している。
12.1型TFTカラー液晶を採用し、メモリーは64MB(最大128MB)、グラフィックアクセラレーターとして米NeoMagic社の『MagicGraph128XD』を搭載し、最大で1024×768ドット、6万5536色の表示が可能(ただし『PCG-723』は800×600ドットまで)。また、グラフィックアクセラレーターのディザリング機能により、800×600ドットおよび640×480ドットでは、約1670万色の表示が可能。
ポインティングデバイスにはスクロール機能付きインテリジェントタッチパッドを採用。外部ディスプレー出力やUSB端子、赤外線通信ポート(IrDA
Ver1.1準拠)のほか、NTSCおよびPAL方式に対応したコンポジットビデオ出力端子を装備しているので、プレゼンテーションなどで液晶プロジェクターを利用する場合でも、ビデオケーブルで繋ぐだけで画面を表示できるとしている。
ボイス機能に対応したFAXモデムを内蔵し、着脱式の最大24倍速(平均17倍速)CD-ROMドライブおよびFDドライブが付属する。ただし、CD-ROMドライブ、FDドライブ、および別売りのセカンドバッテリーは、一度にひとつしか利用できない。
OSはWindows95で、『Internet Explorer4.01J』と『Netscape Communicator 4.0
日本語版』の両方が付属する。また、映像や音楽などのデジタルメディアの再生、管理を行なう『Digital
Media Park』をはじめ、画像編集ソフトやMIDI再生ソフトなどのマルチメディア用ソフトウェアもバンドルしている。
本体サイズは幅297×奥行き236.5×高さ37.6mm。重さはバッテリー1個装着時で約2.3kg。別売りのセカンドバッテリーとの併用で、最大で10時間(『PCG-723』の場合)の連続使用が可能となる。
価格はオープンプライス。実売価格は、『PCG-729』が50万円程度、『PCG-726』が35万円~40万円程度、『PCG-723』が30万程度になると予想される。(報道局
中山実)
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