日本ディジタルイクイップメント(株)は、米InterSystems社のリレーショナルデータベース(RDB)製品『キャシェー』日本語版の販売、サポートで提携をし、1月19日より出荷を開始する。WindowsNT
4.0に対応し、価格は10ユーザーで75万円から。初年度の販売は4億4000万円を見込んでいるという。
同製品は、米国では'98年9月末に発表されている。2次元のテーブルとリレーションで表現する従来製品と違い、多次元データモデルを採用することで、複雑な現実世界の構造をそのまま表現し、高いパフォーマンスを実現可能であるという。トランザクション処理にも最適で、TPモニターなどの専用ミドルウェアがなくても、効率よく処理を行なうことができるという。また、独自の分散オブジェクト技術で、JavaやActiveXにも対応する。
同社は、米InterSystems社のDB製品『DIGITAL Standard MUMPS』を'82年から日本で販売、OpenVMS版とDIGITAL
UNIX版があり、OpenVMS版を中心に累計で約950社に出荷した。キャシェーは、DIGITAL
Standard MUMPSの機能を充実させたAlphaServer対応製品。'98年夏にはキャシェーDIGITAL
UNIX版が発売される予定で、今後WindowsNT、UNIXユーザーへの販売により力を入れていくという。
なお製品名のキャシェーはフランス語で、綴りは『Cache』のeにアクサン記号がつく。(報道局 若名麻里)
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