米マイクロソフト社は、現在サンフランシスコで開催されているイベント“MACWORLD
Expo”で、Macintosh向けにオフィスソフト『Office 98 Macintosh Edition』およびWWWブラウザー『Internet
Explorer 4.0 for Macintosh』を発表した。両ソフトの開発は、マイクロソフトと米アップルコンピュータ社が昨年8月に提携して以来、進められていた。
Office 98 Macintosh Editionは、ワープロソフト『Word 98』、表計算ソフト『Excel
98』、プレゼンテーションソフト『PowerPoint 98』、PIMソフト『Outlook
Express』、Internet Explorer4.0を統合したオフィスソフト。3月発売予定で、価格は499ドル、アップグレード価格は299ドル。またゴールド版には、上記ソフトにWebサイト作成・管理ソフト『FrontPage
1.0』、百科事典ソフト『Encarta 98 Deluxe』、マルチメディア統合辞典ソフト『Bookshelf
98』が追加されており、価格は599ドル、アップグレード価格は399ドル。
Internet Explorer4.0 for Macは、すでにマイクロソフトのホームページから無料でダウンロードでき、記念版CD-ROMも4.95ドルで発売されている。
なお、2月に発売予定の次世代OS『Mac OS 8.1』には、Internet
Explorer3.01が標準搭載されるという。
このMACWORLD Expoでの発表に関してマイクロソフトのBill Gates会長は、「マイクロソフトは、Macユーザーに優れた製品を届けたいと考えており、アップルと新たな協力関係が築けたことを喜んでいる」とコメントした。一方アップルの暫定CEOであるSteve
Jobs氏も、同イベントの基調講演で、この協力関係に歓迎の意を示し、Office98
Mac版にはWindows版にない機能を追加する予定であることを明らかにしたという。(報道局 浅野広明)
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