調査会社IDC Japan(株)は8月29日、2000年のパッケージソフトウェアの国内市場規模予測を発表した。この予測によると、Linuxソフトウェア市場は前年比4倍、88億円に成長する。国内市場全体は、前年比11.9パーセント増の1兆6880億円と予測されている。
Linuxソフトウェアが占めるシェアは0.5パーセント。この数字は、Linuxが2000年のサーバOS出荷本数の4.5%に達するという予測と比較して少ない数字だが、その理由は、ApacheやSendmail、Sambaなどがフリーソフトウェアであることが影響しているという。しかし、データベースやアプリケーションサーバなどで、Linux対応ソフトウェアが増えてきているという。
もっともシェアを伸ばしたのは、市場の38.6パーセントを占めるWindowsソフトウェア。その一方で、WindowsやUNIXといったオープン系システムへの移行により、メインフレームが2.4パーセントのマイナス成長となっている。
1999年 | 2000年(予測) | 1999-2000年 | ||||
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金額 | シェア | 金額 | シェア | 成長率 | ||
Windows | 501 | 33.2% | 651 | 38.6% | 30.0% | |
UNIX | 418 | 27.7% | 468 | 27.7% | 11.9% | |
メインフレーム | 294 | 19.5% | 289 | 17.1% | 1.8% | |
Linux | 2 | 0.1% | 9 | 0.5% | 303.5% | |
その他 | 293 | 19.4% | 272 | 16.1% | 7.4% | |
合計 | 1508 | 100.0% | 1688 | 100.0% | 11.9% |