米IBMは音声認識ソフトViaVoice SDK for Linux V2.0(Beta)とRun Time Kit for Linux V2.0(Beta)をリリースした。SDKには文法解析ツール、サンプルプログラム、ドキュメントが、Run Time Kitには音声認識エンジンと、セットアップユーティリティが含まれる。
対応するディストリビューションはRed Hat Linux 6.0。そのほかにSuSE、Caldera OPEN Linux、Debian/GNU Linuxでの動作報告があがっているという。
現在公開されているのは英語版のみだが、認識エンジンそのものが英文法を理解するわけではなく、英文法を解析するのは文法解析エンジンである。そのため、単語による文法解析を行なわない単なる音声認識であれば、日本語でも可能だろう。
現在、SDKとRun Time KitはIBMのWebサイトにて、ダウンロードすることができる。また、FAQのページ、メーリングリストも用意されている。