グラフィックカード製造の大手、米ATI Technologiesは10月20日、Linuxを公式にサポートする方針を発表した。ATI Technologiesは以前からXFree86を通じて、X Window Systemへの2Dにおけるサポートを行なっていたが、今回の発表は、さらに広く一般に開発情報を公開し、2D、3Dの分野におけるサポートを行なうというもの。
具体的には、RAGE Pro、RAGE 128といった製品の3D機能、それらにRAGE IIを加えた製品群のビデオキャプチャ、テレビチューナー機能の情報を公開するという。
また今回、ATI Technologiesは米Precision InsightとLinuxサポートを強化するための契約を行なった。Precision InsightはXFree86用のDRI(Direct Rendering Infrastructure)を開発し、3Dドライバを作成、2000年春にソースコードを公開することを目標とする。