Domino R5 Sneak Previewのダウンロードサイト。テスターからのフィードバックページもあり |
Webアプリケーションサーバ「Domino R5」のLinux版がアップロードされた。今回は「Sneak Preview」ということで、Gold Versionまではまだまだといったところだが、インストールしたテスターから、早くもフィードバックが返ってきて、反響の大きさを伺わせる。
ただし、Lotusはそのリリースノートの中で、このバージョンはあくまでもSneak(コッソリと、密かに) Previewであり、実稼働環境へのインストールは推奨しないことを強調している。
今回リリースされたSneak Previewの仕様は以下のとおり
最小環境
OS
- カーネル2.2.5以上
- libstdc++2.9以上
- glibc2.1.1以上
ハードウェア
Linuxカーネルが動作するハードウェア(しかしながらDomino Serverの稼働には、486以上のCPUが必要)
メモリ
- 64MBのメインメモリ
- 128MBのswapファイルもしくはswapパーティション
ハードディスク
OS領域のほかに、Domino用に500MB
推奨環境
ハードウェア
Pentium-200MHz以上
メモリ
128MB以上のメインメモリと256MB以上のswapファイルもしくはswapパーティション
対応ディストリビューション
このSneak Previewは、ほとんどのディストリビューションで動くであろう、としているが注意点として、
- RedHat Linux 6.0(修正なしで動作)
- Caldera Open/Linux 2.2、2.3β(若干の修正が必要(※1))
- SuSE 6.1は、glibcのバージョンを2.1.1にアップデートする必要あり
- TurboLinux 2.xはglibcのバージョンを2.1.1にアップデートする必要あり
をあげている。また、Dominoサーバの基幹連携用ソフトウェア「DECS(Domino Enterprise Connection Services)」や、ORB(Object Request Broker)はサポートしていない。
Lotusは、Domino R5のβを秋口には登場させたい意向。
おわびと訂正
本記事において、公開当初、以下の誤りがございました。読者のみなさまならびに、関係の方々に多大の迷惑をおかけしましたことをお詫びするとともに、ここに訂正させていただきます。
- 「RedHat Linux 6.0は対象外、Caldera Open/Linux 2.2と2.2βは対象外」となっていたのは誤りです。正しくは上記のとおりとなります。
- 動作環境として「libstdc2.9以上」となっていたのは誤りで、正しくは「libstdc++2.9以上」です