KDE Projectは、「KDE 2.0 pre alpha」のスクリーンショット4点を公開した。KDE Projectは、UNIXやLinuxプラットホームのために、インターネットを通してGUI環境の開発に取り組んでいる非営利団体。KDE(K Desktop Environment)と呼ばれる、ウィンドウマネージャ、ファイルマネージャ、ヘルプシステム、設定システムなどを含むデスクトップ環境を開発している。
KDE 2.0では、CORBAベースのファイルマネージャとWebブラウザである「Konqueror」というツールが提供される。また、ODBCをサポートするツールが提供されることが明らかになっている。
右下にあるウィンドウがKDE 2.0で新しく追加されるCORBAベースのファイルマネージャとWebブラウザ「Konqueror」 |
現在の最新版KDEは1.1.1だが、今月末には1.1.2がリリースされる予定。2.0のリリース日程や詳細な機能については、現在開発段階のため明らかにされていない。
そのほか、KDEの開発環境を提供しているKDevelop-Projectは、「KDevelop 1.0 Beta 1」のダウンロードを開始している。
KDEは国内での活動も活発で、7月15日にはKDEの普及活動を目的に「日本KDEユーザ会」が発足している。Qtの国際化を行なった高木淳司氏をはじめ、杵渕聡氏、塙雅典氏の3名が中心メンバーとなっている。