海賊版天国と揶揄される中国。PC周りのソフトでは、マイクロソフト(主にWindowsやOffice)やアドビ(主にPhotoshop)の海賊版浸透率が特に高いように感じる。
ただし、セキュリティーソフトはかなり正規版が流通しており、ゲームもオンラインで課金するオンラインゲームが普及している。中国でのPCソフトウェアビジネスは絶望的かというと必ずしもそうではない。
一方、中国におけるテレビゲームのソフトウェアビジネスは絶望的な状況となっている。筆者の感じているところでは、数年前と比べて改善どころか改悪ともいえる状況だ。
中古でも正規版は買ってもらえない!?
これは地方都市で顕著なのだが、例えば正規版は全く売られていない。数年前は、日本人をはじめとした外国人留学生が現地で買い取ってもらったのか、現地の中国人が買い取ってもらったのか、とにかく中古の正規版ソフトがまだ(少しは)売っていた。
ところがゲーム店に足を運んでみると、ゲーム機本体しか売っておらず(というか実質ゲーム機を売ること自身が中国では違法なのだが)ソフトは海賊版のみしか売っていない。筆者自身試しにWiiとニンテンドーDSのソフトを持ち込んで、査定を試すも「正規版なんか売れないよ!」と門前払いとなってしまった。
昔は買い取ってもらえたたのだが。
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