2008年1月に日本版正式スタートした検索エンジンの「Baidu.jp」(関連記事)。中国でシェア1位の検索エンジン「百度」(Baidu)の日本語版で、特に画像・動画の検索で一定の評価を集めていた。
16日、そのBaidu.jpが画像・動画のトップページをリニューアルし、トップページに旬のコンテンツを表示するようになった。
画像のトップページで言えば、今まで検索欄しか用意されておらず、キーワードを打ち込んで興味のある画像を探すという使い方しかできなかった。新しいトップページでは、「注目画像」「アイドル/タレント」「テレビ/アニメ」といったジャンルを設けて、ユーザーから多く検索されていたり、シーズンに合った内容の画像を自動で表示していく。
インターネットに慣れていない人の中には、検索エンジンで何かを探そうとした際、そもそもどんなキーワードを入力すればいいのか思いつかないユーザーも多い。今回のリニューアルによって、トップページからサムネイルをクリックしていくだけで、ニーズの高そうなコンテンツにたどり着けるように変わったわけだ。
ちなみに製品発表会では、中国の「百度」における現状についても触れられた。1日のユニークユーザーは1億。2008年度の第1〜第3四半期における売上高は33億4300万ドル、利益は11億700万ドルだ。その売り上げの多くは、中国の小規模ビジネスのクライアントが出す広告で成り立っている。
日本はまだビジネスをスタートして、ようやく1年という段階なので、まだ詳細を明らかにする段階ではないとのこと。とはいえ、来年度については、「これまでのウエブ、動画、画像、ブログの検索に加えて、エンタテインメント性を意識したニーズの高い新しいサービスを導入する」としている。