もうあっち向いたりこっち向いたりするから大変。明るさが足りないのでフラッシュを天井に向けて発光しつつ撮影である。
近距離で撮るときのポイントは目。ピントは目に合わせることっ。でも袋の奥に潜り込まれたら、AFは無理。どうしても手前にある袋の端にピントが合っちゃうから。
そういうときは這いつくばって、ライブビューモードでマニュアルフォーカス。なぜライブビューかというと、顔が見えるアングルだとカメラの位置が低くなりすぎて、ファインダーをちゃんと覗けないのだ。自分の部屋ならどんなに怪しい格好で撮っても大丈夫だから、這いつくばって微妙にマニュアルフォーカス。
かふかは「あいつは何をやってんだ?」って顔で袋の奥から覗いてる。
撮られてることが分かっても、袋の中だと安心するのか、嫌がるそぶりもなく、袋の中からじーっとこっちを観察しててみたり、のそっと顔を出してみたり。またひとり遊びをはじめたり。
袋をひとしきり堪能したら、のっそりと出てきました。
でも一番おかしかったのは、フラッシュを使わずに、ISO4000にまで感度を超上げて撮ったこの写真。
白い布をまとった踊り子さんっぽくないですか?
筆者紹介─荻窪圭
![著者近影 荻窪圭 著者近影 荻窪圭](/img/2019/01/21/1507426/l/858ecc15e0ba66f8.jpg)
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は12月10日掲載予定
![](/img/blank.gif)
この連載の記事
-
第872回
デジカメ
富士フイルム「X-T50」は小型・軽量で取り回しやすいから猫撮り散歩にピッタリだ -
第871回
デジカメ
渋めのレトロ調から白黒まで、富士フイルム「X-T50」は多彩なフィルムテイストで猫撮影が楽しめる -
第870回
デジカメ
望遠が優秀で画質もトップレベルのシャオミ「Xiaomi 14 Ultra」を持って街の猫とたわむれてきた -
第869回
デジカメ
猫の毛並みもキリッと描写! シャオミ「Xiaomi 14 Ultra」はスマホなのにスゴい優秀なコンデジだ -
第868回
デジカメ
14年前のコンパクトデジカメ、10倍ズームのキヤノン「IXY 50S」を引っ張り出してキジトラ三昧 -
第867回
デジカメ
予約しないと買えない本格派コンデジ、リコー「GR III HDF」と「GR IIIx HDF」で気軽に猫スナップ -
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 - この連載の一覧へ