レノボから「ThinkPad X」シリーズの新機種「ThinkPad X200s」「ThinkPad X200 Tablet」「ThinkPad X301」の3機種が発表された。特にX200sはThinkPadラインアップでは最も軽い機種だという。従来機とどう違うのか、写真で紹介する。なお、写真は全機種とも試作機となる。
ThinkPad製品群の中で最軽量のX200s
ThinkPad X200s(23万6250円)は従来の「ThinkPad X200」から軽量化を図ったモデル。4セルバッテリーを搭載した場合の重量は1.1kgだ(X200は1.35kg)。
X200はCPUにCore 2 Duo P8400(2.26GHz)/P8600(2.4GHz)を採用していたが、X200sではTDP(熱設計電力)がより低いCore 2 Duo SL9300(1.6GHz)に変更された。
これによりCPUの冷却機構が小さくなっており、本体最厚部が約4mm薄くなっている。なお、X200sはインテルの企業向けノートパソコン用ブランド「vPro テクノロジー Centrino 2」に対応している。
全体的な厚みは変わらないので、従来のX200と持ち比べてみても薄くなったという実感はあまりない。重量はスペック値で200g軽くなった程度だが、体感的にはそれ以上に軽く感じる。ThinkPadのがっちりした造りがそう感じさせるのかもしれない。
4セルバッテリーでの駆動時間は4.2時間。6セルバッテリーに64GB SSD、LEDバックライトディスプレーを採用する「74624JJ」の駆動時間は9時間となっている。X200の6セルバッテリー搭載モデル「745423J」の駆動時間は7時間なので、スペック上はX200sのほうが2時間長持ちするようだ。
さらにオプションの9セルバッテリーを装着すれば、最大13.6時間のバッテリー駆動を実現可能だ。
ディスプレーサイズはいずれも12.1型ワイドで、74624SJは1280×800ドット表示、そのほかは1440×900ドット表示ができる。