デジカメの写真をパソコンなしでL版用紙に印刷できるコンパクトインクジェットプリンター「カラリオ ミー」。
最短3ステップ(メモリーカードを挿入して写真を選んで「印刷」ボタンを押すだけ)という簡単な使い勝手や、「IrSimple」(赤外線通信規格)に対応した携帯電話機からのダイレクト印刷、Bluetooth機能内蔵パソコンからのワイヤレス印刷などの便利機能により、30代の女性や60歳以上の男性に人気を博しているという。
被写体の顔を検出して、自動的に小顔補正と美白補正の効果を加えてプリントする「ナチュラルフェイス」機能も人気だ。
そんなカラリオ ミー新機種のターゲットは20代女性。旧「孫ギャル」もしくは「アンダー孫ギャル」世代だ。
女子に鉄板!? ピンクのカラバリ
9月10日発売予定の「E-530」は、「E-520」の後継機。カラリオ ミーシリーズの中級機で、実売予想価格は2万円台中ば。
20代女性が商品を選ぶポイントとして、本体デザインやカラバリが重要なポジションを占めている。そこでE-530は3種類のカラバリを用意。
「Ice Silver」(シルバー)「Silky Cream」(黄色)「Sugar Pink」(ピンク)の3色で、特にSugar Pinkは年代を問わずに女性受けしそうな色合いだ。
逆光写真をよりきれいに補正
カラバリを用意しただけではなく、機能面も強化された。印刷モード「オートフォトファイン! EX」では、逆光写真の自動補正機能が進化。
被写体と背景を別々に補正することで、写真全体の色合いを改善したという。
また、千差万別の証明写真のサイズに対応するため、ユーザーが1mm単位で任意のサイズを指定して印刷できる「お好み写真サイズ」機能も搭載。
そのほか、付属アプリケーションが従来の「Easy Photo Print」から「E-Photo」というソフトの変更された。
E-Photoをインストールすると、エクスプローラーのツールバー下方に「写真印刷」ボタンが追加され、画像をファイルを選んでボタンを押すだけで印刷設定画面が立ち上がる。
この画面からフレームの選択や画質補正などの機能が利用でき、印刷前に若干修正を加えたい時に便利だ。
低価格モデルも用意
E-530の1つ下のクラスになる「E-330」も同時に発売される。
新しいオートフォトファイン! EXの搭載や、E-530並みの印刷スピード(L版1枚につき約30秒)を実現している。
E-530が3.6インチ液晶パネルを搭載するのに対し、E-330は2.5インチ液晶パネルを採用するなどの違いがある。また、カラバリはグリーンのみとなる。予想実売価格は1万円台中ば。