日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、モバイルノート型シンクライアント端末「HP Compaq 2533t Mobile Thin Client」(2533t)を発表した。今月26日から販売する。企業向けで、同社の直販営業や販売代理店経由のほか、オンラインストアでも購入可能。大企業だけでなく中小企業でも手軽に導入できる。
2533tは、12.1インチワイド液晶を搭載したモバイルシンクライアント端末。同社のシンクライアントサービス「HP Remote Client Solution」(HP RCS)のクライアント端末として使用できるほか、通信カードとVPNを組み合わせてリモートデスクトップ用の端末としても使える。
特徴は、堅牢性に優れた新しい筐体設計。アルマイト(陽極酸化)処理を施したアルミニウムとマグネシウム合金の合板を天板部分に採用、従来モデルに比べてディスプレイ部が約80%たわみにくくなったという。また、HDDや冷却ファンといった機械動作部分を搭載しないため、耐久性や静音性の面でも優れている、としている。
CPUにはVIA C7-M(1GHz)を採用、1GBメモリ、1GBフラッシュメモリを搭載する。本体サイズ(3セルバッテリー搭載時)は、幅282×奥行き214×高さ28.7~36.9mm。重量は約1.36kg。バッテリー駆動時間は、3セルバッテリー搭載時で約3.3時間、6セルバッテリーで約7.3時間、9セルバッテリーで11.3時間となる。OSはWindows XP Embedded。
価格は12万5790円。同社のオンラインショップでは、イー・モバイルの通信カードとのセットモデルも販売する。セットモデルの価格は10万4790円。