インテルの新CPU+強力GPU
パソコンとしてのスペックを簡単に見てみる。搭載CPUは「次世代インテルCore 2 Duoプロセッサー」とだけ記載されている。クロック周波数等の詳細は未公表だ。おそらく、現時点では未発表の「Centrino 2」プラットフォームのCPUとチップセットを採用するものと思われる。
GPUには米NVIDIAの最新モバイル向けGPU「GeForce 9600M GT」を搭載。最新3Dゲームにも対応できるパワーを備えている。HDDは最上位モデル「Qosmio G50/98G」が500GB(250GB×2台)、「Qosmio G50/97G」と「Qosmio F50/88G」が250GBを内蔵する。なお、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブで、BDドライブなどは搭載しない。
価格は全機種オープンプライス。予想実売価格は最上位モデルが33万円台半ばと、価格はさすがにやや高め。ハイエンドデジタル放送レコーダーの機能を備えた面白いノートパソコンと言えそうだ。
Qosmio G50/98G、97Gの主なスペック | |
---|---|
CPU | 次世代インテルCore 2 Duoプロセッサー |
メモリー | DDR2-800 2GB |
グラフィックス | GeForce 9600M GT |
ディスプレー | 18.4インチワイド 1920×1080ドット |
HDD | 500GB(98G)、250GB(97G) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g/n |
カードスロット | Express Card(34、54対応)×1、ブリッジメディアスロット(SD/SDHCメモリーカード、メモリースティック/PRO、MMC、xDピクチャーカードに対応) |
インターフェース | USB 2.0×3、HDMI出力、アナログRGB出力(D-Sub 15ピン)、LAN(10/100/1000BASE-T)、i.LINK、光デジタル/ヘッドホン出力など |
サイズ | 幅452.3×奥行き311×高さ48.3mm |
重量 | 約4.9kg(98G)、約4.8kg(97G) |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 |
予想実売価格 | 33万円台半ば(98G)、29万円台半ば(97G) |
地デジなしの「dynabook Qosmio FX」も登場
東芝は同時に、「dynabook Qosmio FX/77G」を発表した。Qosmio F50から地デジとSpursEngineを取り除いたようなパソコンで、スタンダードなdynabookシリーズのハイエンド製品という位置づけにある。
CPUにはQosmio G50/F50と同じく未発表のインテルCPUを採用。GPUもGeForce 9600M GT、15.4インチワイド液晶ディスプレー(1280×800ドット)を搭載する。予想実売価格は20万円代半ば。