この機能はWindows Vista Service Pack 1の全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
32bit OSのWindowsは、4GBまでのメモリーに対応しているとうたっているが、実際に4GB搭載しても全容量を利用することはできない。3.12GB以上の領域をメモリマップドI/O (MMIO)の領域として利用するため、3GB強の容量しか表示しないのだ。これは32bit OSの仕様で、対処法はない。
しかしメモリーの価格が安くなり、4GBのメモリーをパソコンに搭載するユーザーが増えて混乱を招いたため、Windows Vista SP1では、搭載した分のメモリー量を正常に表示するようになっている。とはいえ、あくまで表示上の問題で、実際にVistaのシステムが利用しているのは約3GBで変わらない。
ちなみに64bit版のVistaなら、この現象は起きない。4GBのメモリーを搭載した場合は4GB全量を利用できる。
この連載の記事
-
最終回
PC
次世代Windows「Windows 7」は早ければ09年末に登場 -
第99回
PC
8GB以上のメモリーを認識できる64bit Vista -
第98回
PC
Vista Ultimateのみの特典プログラムが用意 -
第97回
PC
Vista SP1ではデスクトップ検索が自由に選べる -
第96回
PC
効果が薄かったReadyBoostが改善された -
第95回
PC
SP1ではIEEE 802.11nなど新ハード・技術をサポート -
第94回
PC
SP1でユーザーアカウント制御(UAC)が改良された -
第93回
PC
リモートデスクトップ接続が高速化された -
第92回
PC
Vista SP1でファイル/フォルダコピーが高速になった -
第91回
PC
暗号化ファイルもバックアップできるように -
第90回
PC
ドライブを指定できるようになったデフラグ - この連載の一覧へ