海上保安庁60周年記念観閲式フォトレポート……後編(総合訓練編)
テロリストを鎮圧せよ! 東京湾波高し!!
2008年06月02日 21時00分更新
文● 吉田/Webアキバ編集部
本記事は、去る5月17、18日に東京湾で行われた海上保安庁観閲式および総合訓練の後段部分(海難救助訓練、テロ鎮圧訓練、フェアウェルパレード)のフォトレポートだ。なお、前半部分の観閲式(巡視船艇パレード)については前編「海保船隊、東京湾大集結!!」をご覧あれ。
これぞ『海猿』! 真剣勝負の海難救助
火災想定船「大隅丸」の後甲板で鈍い音と共に爆発が!
大きな破裂音とともに1艘の小型船の後甲板の火の手が上がった。晴れ上がった東京湾に沸き立つ黒煙。いよいよ観閲式も後半となり、「人命救助訓練・海上防災訓練」の始まりだ。
プロパンガスを使って爆発させ、船舶火災に見立てているとのことだ
爆発によって海に投げ出された人を救助する、という想定で救難訓練が始まる。まず上空のヘリ「せきれい」より溺者周辺に発煙筒が落とされ、目標を見失わないようにする
溺者を抱え上げるとホイストを巻き上げ、ヘリに収容する
さらにまだ溺者がいるとの想定でヘリ「うみたか」による救難訓練が続けられる
「うみたか」が溺者を救助
巡視船「くりこま」のヘリ甲板に「うみたか」が降りる
「うみたか」で救助された溺者は早速巡視船「くりこま」の医務室に運び込まれる
また、火災想定船「大隅丸」へ消防船から放水が行なわれる。消防船大集合で放水タコ殴り!という状況だ
とまれ、消防船の出番は出来るだけ少ない方がいいですな。
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