日本HPの低価格ミニノート「HP 2133 Mini-Note PC」。その製品発表会が21日、表参道のスパイラルで行なわれた。
UMPCとは異なるコンセプト
HP 2133 Mini-Note PCの概要に関してはすでに紹介済み(関連記事)。8.9インチワイド液晶パネルを搭載したコンパクトなボディーのマシンで、何より価格が安い(5万円台から)。それでいて質感にもかなりのこだわりを見せる話題作である。特にアルミ外装を使用したデザインは、これまでの低価格ノートと一線を画すものとなっている。
日本HPでパーソナルシステムズ事業統括 モバイル&コンシューマビジネス本部のプロダクトマネージャを務める菊池友仁氏は、この製品について「UMPCやMIDとはまったく違うコンセプトで作られている」と話す。
そのうえで「サブではなく、メインの一台として使用できるモバイルモデルを目指す」と差別化を明言した。コンパクトでもフルスペックで安いをうたい文句に、国内の新しい需要を切り開いていきたいとした。
なお、米国で販売されているSSD搭載モデルの発売予定については「出すタイミングでは出す。出さないタイミングでは出さない。オープンに考えている」と述べるにとどまった。日本語キーボードについてはデザイン上、採用を見送ったという。
また製品とあわせ、専用シールによるオリジナル天板のカスタマイズサービス「Skin@HP」(仮称)も発表した。住友スリーエム(株)のサイト上で今秋に開始する予定という。