図書館よりも静かなワークステーションがブームになるかもしれません。(株)日本コンピューティングシステム(JCS)が4月25日に発売する「Type GLXS」は、高負荷時でも34dB(デシベル)という“図書館を凌駕する静音性”を実現したそうです。
JCSの広報担当・長田さんによると、この34dBという数値は、「図書館の静けさ」に相当する40dBよりも低いとのこと。一般的には「ささやき声」が30dB程度と言われているので、34dBだと「図書館未満、ささやき声以上」といったところでしょうか。
筐体設計の見直し、新設計の大型ヒートシンク、大口径の静音ファン、静音電源ユニットなどの採用による“こだわりの静穏設計”によって、「静穏化を極限まで追求」(同社)できたとのこと。
ところで、そもそもワークスステーションの場合、どの程度の静音性が求められているのでしょうか。
長田さんによると、「まだニーズとして十分に把握できていない面もありますが、まずは今回の製品で市場の反応をみたいと考えています」とのこと。用途としては、CGやCAD、デジタルコンテンツの制作のほかに、医療機関での画像解析や大学の研究室利用なども想定しているそうなので、特に医療機関などでは歓迎されるかもしれません。
このType GLXS、CPUにはクアッドコア Xeon 5400シリーズ、またはデュアルコア Xeon 5200シリーズを最大2個、最大24GBメモリを搭載でき、HDDはSASまたはSATAが8基まで搭載可能となっています。価格は36万7500円から。