内蔵HDDに2分の1のサイズで録画できる
31mmという薄さの液晶テレビ「UT」シリーズおよびプラズマテレビ「P」シリーズでは内蔵HDD(250GB)への録画も可能となった。
「UT」「P」シリーズは、カナダViXS Systems社のビデオエンコーダー「XCodeHD」を内蔵し、放送された番組をそのまま保存する「TS」モードと比較して、2分の1のサイズで保存できる「TSE」モードを搭載。TSEモードを使えば、250GBのHDDに約50時間のハイビジョン番組を記録できる。
また、UTシリーズはテレビ向けネットワークサービス「アクトビラ」に対応し、フルHD動画対応の配信サービス「アクトビラ ビデオ・フル」の視聴も可能となった。そのほかにNTTコミュニケーションズ(株)が提供するテレビ向けポータルサービス「DoTV」にも対応する。
ビデオメールの視聴が可能に
さらに、6月7日から開始予定の「Wooonet」と呼ばれるサービスを利用することで、パソコンで取り込んだビデオカメラ(動画)やデジタルカメラ(静止画)の映像をWooo向けに配信できる「ビデオ de メール」機能(有料、月額315円)を利用可能になる。
ビデオ de メールでは、MPEG-2やMPEG-4 AVC(H.264)といった形式で取り込んだ動画を、日立のサーバーにパソコンからアップロードすることで、Woooで視聴可能な形式(H.264)に自動で変換。Woooでこのサーバーにアクセスすることで、映像を視聴できる。
壁掛けスタイルをさらに訴求
UTシリーズで、訴求しているのは「壁掛け」。42型サイズの壁掛けを可能にしたほか、石膏ボード壁に対応した壁掛け金具(固定式が9800円、画面の角度を変えられるタイプが1万7500円)を用意。壁の補強を行なわなくても、そのまま装着できるという。
さらに、壁に穴を空けたくない、というニーズに合わせ、壁に寄せて設置できる「壁寄せスタンド」(2万9800円)も用意している。
「P」シリーズでは新開発のプラズマパネルを採用。従来は蛍光体を隔てるリブ(隔壁)が、四角い「ボックス・リブ」型となった。従来の縦方向に溝を刻むだけの状態から、光が漏れなくなるため、黒の締りが良くなり、コントラスト比も30000:1と従来の約2倍に向上しているという。