富士通は22日、「FMV」シリーズ夏モデルとして、8機種22モデルを発表した。その目玉となる同社初の“ボードPC”「F」シリーズを詳しく紹介する。
シンプルデザインの「F」シリーズ
ソニーの「type L」やNECの「VALUESTAR N」など、競合他社が先行して製品化しているボードPC。厳格な定義があるわけではないが、液晶一体型でシンプルなデザイン、つまり「板」(イタ)みたいなパソコンというのが一般的な解釈だろう。Fシリーズは、デザイン的に角ばった要素が皆無なのが特徴。アップルの「iMac」をさらに丸っこく、柔らかくした印象だ。
本体サイズは幅394×奥行き180mmで、ソニーのtype L(15.4インチディスプレーモデルでキーボードを折りたたんだ状態)の135mmやNECのVALUESTAR N(15.4インチディスプレーモデルで最小傾斜角度)の162.9mmと比較してやや厚め。その代り本体下方にキーボードを収納できるようになっている。ディスプレーの高さは3段階の調節が可能(307/327/347mm)となっている。重量は5.5kg。
記事掲載当初、本体サイズに誤りがありました。お詫びして訂正いたします(2008年4月23日)
ディスプレーは16インチワイドという珍しいサイズのものを採用。表示解像度は1366×768ドットだ。チューナーは非搭載でテレビの視聴や録画はできないが、DVDスーパーマルチドライブを内蔵しているのでDVDの視聴ができる。
同社直販サイト「WEB MART」での販売価格は17万9800円で発売は5月中旬の予定。なお、WEB MART限定で「ピンクオパール」カラーのモデルも用意する。