ソフォスは4月1日に会見を行ない、法人向けセキュリティソリューション「Sophos Endpoint Security and Control 8.0」を15日から発売すると発表した。
「新製品の最大の特徴はエンドポイントセキュリティにNACを組み込んだこと」とソフォスの営業企画本部長 牛込秀樹氏は強調する。
今回ソフォスから発表されたSophos Endpoint Security and Controlの最新版「Ver.8.0」はウイルス対策やスパイウェア対策、アプリケーションコントロール機能といった従来のエンドポイントセキュリティソリューションだけでなく、NAC(Network Admission Control)を新機能として搭載している。NACにより、ネットワーク経由でクライアントPCのアンチウイルス製品やOSが最新のものかどうかを管理し、そうでないものはネットワークから遮断できるようになる。ソフォスの調査によれば、企業内PCの約6割が、最新版のアンチウイルスソフトをインストールしていなかったり、セキュリティパッチをあてていなかったりとセキュリティ基準を満たしていない。そういった、企業のセキュリティポリシーの徹底にNACの機能は役に立つ。
「エンドポイントセキュリティの製品はすでにウイルス対策だけでは十分ではない。あらゆるマルウェアに対抗し、セキュリティギャップを無くすことが大切」(牛込氏)
今回発表されたSophos Endpoint Security and Control 8.0の価格は100ユーザーライセンスを1年間利用する場合、1ライセンスあたり5200円。既存のユーザーは無償バージョンアップで利用できる。