KDDI(株)および沖縄セルラー電話(株)は21日、GSMネットワークに対応し、世界180の国と地域で利用できるau携帯電話機「W62S」を順次発売すると発表した。まず、21日から沖縄エリアで発売、そのほかの地域は“近日発売”とされ、正式な発売日は決定していない。
W62Sはソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製端末。au携帯電話機で初のGSMと国内CDMA 1X WINの両方に対応している。国際ローミングサービス「グローバルパスポート GSM」対応により、海外のGMSネットワーク対応エリアで利用可能になった。また、EZwebも一部サービスを除いてGSMに対応するため、海外でもメールやウェブサイトの閲覧ができる。
海外での利用を想定しており、旅行や出張時によく使う会話をシーンごとに収録した6ヵ国語の会話集「TalkManFlash」がプレインストールされていることも特徴だ。
そのほか、おサイフケータイに対応する「EZ FeliCa」、Javaアプリケーションを利用できる「オープンアプリプレーヤー」、「EZナビウォーク」、「EZ助手席ナビ」などが搭載されている。
メインディスプレーに2.7インチワイドQVGA(240×432ドット)液晶パネルを採用し、サブは約1.1インチ(128×36ドット)のモノクロ有機ELディスプレーとなる。カメラはオートフォーカス付きの有効201万画素CMOSセンサーを搭載。国内での連続通話時間は240分、連続待受時間は約350時間。本体サイズは幅48×厚さ16.9×高さ101mm、重さは約119g。ボディカラーは「シルバー×レザー」「ブラック×ローズ」「ホワイト×ライム」の3タイプとなる。
なお、W62Sの発売と同時に、「グローバルパスポート GSM」におけるデータローミングサービスも開始となる。